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3段階の症状

現在も治療法がないアルツハイマー型認知症はいきなり症状がでるのでなく慢性進行性となり、その進行の経過は3段階に分けられるそうです。

初期症状として記銘力が低下することからはじまります。当本人は笑顔で愛想よく、人格は変化ないのですが、失見当識、学習障害、感情の動揺が出現します。これらの症状が第1期となります。

次の時期に入ると外出すると家がわからなくなり帰る事ができない事や周囲に関心をもたなくなり、清潔感も低下します。また意識混濁、幻覚、錯覚の状態になる夜間せん妄や徘徊などの症状がでます。これは、記憶、記銘力の著しい障害に加え高次機能障害によるものです。症状の中にせん妄とありますが、病理学的異常により前頭葉の顕著の反映で、これは健常者にも睡眠時に無理やり起こすと同じ症状を起こすことがあり、(術後せん妄)といい大きい手術を受けた患者さんや、アルコール依存症の患者さんにもアルツハイマー型認知症の患者さんと同じ症状が出ることがあります。
また高次機能障害の初老期の発症として、構成失行、観念失行、観念運動失行、感覚失語、着衣失行があります。これらの症状の段階が第2期です。

最終段階にはさらに悪化し失外套症候群となり、前頭葉症状や運動障害の小刻み歩行や前傾姿勢がみられるようになります。これが第3期の症状です。
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